レモくんのドキドキトイレ大冒険

Drama 3 to 6 years old 1000 to 2000 words Japanese

Story Content

レモくんは、元気いっぱいの幼稚園児。今日は幼稚園で一番楽しみにしていた、お絵かきの日です。
レモくんはクレヨンを握って、大きな紙に太陽や花、それに大好きなゾウさんを描き始めました。
色を塗るのが楽しくて、夢中になって絵を描いていたレモくん。すると、お腹の中から何かがゴロゴロ…。
「あれ?なんか変な感じ…」レモくんは、トイレに行きたくなってきたことに気がつきました。
でも、絵を描くのがすごく楽しいから、「もうちょっとだけ…」とがまんすることにしました。
ゴロゴロ、ゴロゴロ…。
絵を描き進めるうちに、トイレに行きたい気持ちはどんどん大きくなっていきます。
「うーん、我慢できないかも…」レモくんは、少しだけ体をゆらゆらさせて、気を紛らわせようとしました。
先生が「みんな、お絵かきは終わりだよ!片付けようね」と言いました。
レモくんは、「やった!片付けたらトイレに行ける!」と喜びました。
でも、席を立とうとした瞬間…
チョロチョロ…
「あっ…!」レモくんは、ほんの少しだけおしっこをもらしてしまいました。
ズボンが少し濡れて、なんだか気持ち悪い…。
レモくんは、急いでトイレに向かって走り出しました。
「急げ、急げ!」レモくんは心の中で叫びました。
ところが、トイレの前には長い列ができていました。
「ええー!こんなに並んでるの?」レモくんは、びっくり。
順番を待ちながら、レモくんはがまんしていました。
でも、がまんすればするほど、お腹の中はパンパンになっていきます。
やっと、やっと、レモくんの順番が近づいてきました。
あと一人…!
ドキドキ、ドキドキ…。
前の男の子が出てきました。ついにレモくんの番です!
レモくんは、ドアに手をかけました。そして、ドアを開けようとした、その瞬間…
ジャーーーーーッ!!!!
レモくんは、我慢できずに、トイレの目の前で、勢い良くおしっこをもらしてしまいました。
ズボンはびしょ濡れ。床にもおしっこの水たまりができてしまいました。
レモくんは、恥ずかしくて、顔が真っ赤になりました。
先生が慌てて駆け寄ってきて、「レモくん、どうしたの?」と優しく声をかけました。
レモくんは、涙目で「トイレがまんしすぎちゃった…」と答えました。
先生は、「トイレに行きたくなったら、我慢しないで、すぐに言ってね。我慢すると、レモくんみたいになっちゃうよ」と言いました。
レモくんは、恥ずかしかったけど、先生の言葉に「はい…」と答えました。
先生はレモくんを着替えさせ、濡れた服をきれいに拭いてくれました。
それから、レモくんは、トイレに行きたくなったら、我慢せずにすぐに先生に言うようになりました。
みんなも、トイレを我慢しすぎちゃダメだよ。我慢せずに、早めにトイレに行こうね!
おしまい。